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初心者用Git入門 – 環境構築編:Git導入〜コマンドライン設定までやるべき全てのこと【Windows編】

色々な人にGitを教えたりGitの導入を手伝うことが増えたので、私がおすすめする導入手順をご紹介します。

いくつかの記事に分割しますが、10年近くGitを業務で活用している私のおすすめGit設定をすべてご紹介します!

これさえ読めば誰でもGitがマスターできること間違いなしです。

今回ご紹介するのはこちら。

  1. Gitのインストール
  2. コマンドラインのインストール
  3. コマンドラインの初期設定

Gitってなんぞ…?」な方はこちらのGit紹介記事がおすすめです。Gitの基本情報をわかりやすくまとめてあります。

今回はWindowsOS編です!

※MacOS編は後ほど公開予定です。

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まずはGitをインストールしよう!

GitForWindows:画像クリックでページにアクセスできるよ。

Gitをインストールするためには、GitForWindowsにアクセスします。

すると上記画面が表示されるので、Downloadをクリックしてexeファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックすると、インストーラーが起動するので以下の設定でインストールします。

Gitインストーラーの設定

Gitインストーラーは結構設定項目があるので、それぞれの設定内容をご紹介します。

とはいえ基本的にデフォルトで良いので、とりあえずインストールしたい場合は何も気にせずNext連打でOKです。

1画面目。そのままNextをクリック。

Gitインストーラー (1)

2画面目。インストールするコンポーネントを指定します。

画面下に表示されているTrueType fontの設定はお好みで、他はデフォルトでOKです。

Gitインストーラー (2) : インストールするコンポーネント

3画面目。エディタを指定します。

デフォルトがvimに設定されているので、問題なければそのままでOKです。

Gitインストーラー (3) : Gitで使用するエディタの設定

4画面目。Gitを反映する範囲を指定します。

特に理由がなければデフォルトの真ん中の設定をおすすめします。内容は上から以下のようになっています。特に一番下はリスクもあるので、特別な理由がない限りおすすめしません。

  • Use Git from Git Bash only
    • インストールしたGitがGitBash上でのみ有効になります。
  • Git from the command line and also from 3rd-party software
    • コマンドプロンプト、及びインストールした各種ソフトウェアでGitが有効になります。
  • Use Git and optional Unix tools from the Commamd Prompt
    • コマンドプロンプト上でGit、及びUnixコマンド用のツールがインストールされまます。
    • コマンドプロンプトの一部機能が上書きされます。
Gitインストーラー (4) : Gitの反映範囲の設定

5画面目。セキュリティ設定を指定します。

OpenSSLで問題ないので、そのままでOKです。

Gitインストーラー (5) : セキュリティの設定

6画面目。改行コードの設定をします。

実はWindowsとUnix (Macとか) では改行コードの書き方が異なります。そのため各々が好き勝手に保存すると毎回すべての行で差分が出るというカオスな状態に陥ります。

それを回避するためにチーム、もしくは会社単位で改行コードを取り決め、それに設定を合わせる必要があります。

今回はとりあえずデフォルトの一番下を指定していますが、この設定はチームの指定に合わせて変更してください。個人でも開発ならそのままでOKです。

Gitインストーラー (6) : 改行コードの設定

7画面目。Gitと一緒にインストールされるGitBashというコマンドラインツールが、独自のソフトウェアを使うかコマンドラインを使うか指定できます。

特別な理由がない限りはデフォルト(上)のままで行きましょう。

Gitインストーラー (7) : GitBashが使用するソフトウェアの指定

8画面目。Gitに関連する追加設定を導入するかを指定。

ファイルキャッシュ、Gitの管理、シンボリックリンクなどあるに越したことはない設定なので、全てチェックしたままにしておきましょう。

InstallをクリックしたらGitのインストール完了です!お疲れさまでした!

Gitインストーラー (8) : 追加設定

インストール後の動作確認

Gitのインストールが完了したら、各種設定が無事完了しているか確認しましょう。

Gitのインストールが正常に完了していれば、この段階でGit Bashがインストールされ、Gitが反映されています。

それではまずWindowsのスタートメニューからGit Bashを検索し、起動しましょう。

Git Bashはこんな感じのアイコンです。

Git Bashを起動すると、コマンドプロンプトのような黒い画面が開かれるので、以下のコマンドを実行してGitのバージョンを確認します。

# Gitのバージョン確認用のコマンド
$ git --version

バージョン情報が出力されればGitのインストールは無事完了です。お疲れさまでした!

Gitのバージョン確認

Ubuntu Terminalをインストール

i1.wp.com/doyagao.staba.jp/wp-content/uploads/2...

WindowsでGitコマンドを扱う場合、主に3つの選択肢があります。

  1. Windows標準のコマンドプロンプトを使う
  2. Gitと一緒にインストールされたBitBashを使う
  3. その他Linux対応しているコマンドラインツールをインストール

今回は3で行きます。

理由は簡単で、Unixのコマンドを使いたいからです。

コマンドプロンプトはUnixコマンド非対応ですし、GitBashはUnixコマンドに対応しているものの日本語が文字化けしたりと動作が不安定なことがあります。

そのため今回は皆大好きUbuntuのターミナルをWindowsにインストールします!

Windows Subsystem for Linuxを有効化する

前提として、WindowsはLinuxOSではないため、そのままだとLinuxのコマンドや機能は使えません

Windowsには「Windows Subsystem for Linux」というLinux機能をWindowsからでも扱えるようにする便利な機能がありますので、まずその機能を有効化します。

Windows Subsystem for Linuxの設定を開く

それではまずコントロールパネルから、「プログラムと機能」の画面を開きます。

画面左にある「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。

プログラムと機能の設定画面
PCの言語設定の都合で英語な画面だけどスルーしてね。

すると以下のポップアップが開きますので、「Windows Subsystem for Linux」の項目を有効化します。

OKを押すとインストールが開始され、インストールが完了したら再起動します。

再起動が完了したらWindowsでLinux機能を使うための下準備は完了です!

Windowsの機能の有効化または無効化の設定画面

Ubuntu Terminalをインストール

続いてUbuntuのターミナルアプリをインストールします。

補足ですが、UnixのターミナルはWindowsでいうコマンドプロンプトと同義です。ただのコマンドラインのツールですね。

Ubuntuはストアからインストールできます。Ubuntuで検索してインストールしましょう。

ストアでUbuntuを検索

スタートメニューにUbuntuが表示されれば無事インストール完了です!お疲れさまでした!

Gitを使うために必要な設定一覧

それでは最後にGitをコマンドラインから扱うにあたって、絶対にしたほうが良い設定をご紹介します。

今回ご紹介する設定は以下のとおりです。

  1. Ubuntuターミナルのホームディレクトリを変更する。
  2. Gitで使用するユーザー情報を設定する。
  3. Gitで使用するエディタを設定する。

ホームディレクトリを変更する

Ubuntuをインストールした直後に必須な設定がこちら。ホームディレクトリを変更しましょう。

ホームディレクトリとはUbuntuを開いた直後に参照しているフォルダのことですね。

コマンドラインでGitを操作する場合、cd ~/などで場所移動することがほとんどですが、なぜかUbuntuの初期ホームディレクトリは以下のように超絶変な場所になっちゃってます。UbuntuというOSをWindowsの上に別途置いてるから仕方ないことではありますが、非常に分かりづらいし使いづらいですね。

# Ubuntuのデフォルトホームディレクトリ
C:/Users/<windows-user>/AppData/Local/Packages/CanonicalGroupLimited.Ubuntu18.04onWindows_79rhkp1fndgsc/LocalState/rootfs/home/<ubuntu-user>

いつもの癖でcd ~/Document/workspaceとか叩いてもそんなフォルダーはないとエラー出力されちゃいます。

ホームディレクトリの設定はどこに保存されてるの?

早速ホームディレクトリを設定していきましょう。ホームディレクトリを変更は/etc/passwdファイルからできます。

まずvimコマンドで/etc/passwdを開きます。

$ vim /etc/passwd

すると以下のように大量のパスの設定が表示されます。おそらく一番下の行にUbuntuのユーザー名で始まる行があり、その行がホームディレクトリの設定行です。(一番下の行じゃない場合もあるのでご注意ください。)

/etc/passwdの中身

上記画面のように緑で表示されてる部分がホームディレクトリのパスなので、そこを任意のパスに変更します。

私の場合は/mnt/c/Users/<windows-user>を指定しています。

/mnt/cでCドライブにアクセスできます。

vimでファイルを編集する方法

今回vimでファイルを開いたため、vimでファイルを編集、保存する方法をご紹介します。

  1. まずiを押下し入力モードにする。(画面下に--INSERT--と表示されます。)
  2. キーボードの矢印でカーソルを移動し、テキストを編集する。
  3. Escを押下し入力モードを終了する。
  4. Shift押した状態zを2回押下する。
  5. 変更内容が保存され、vimが終了される。

ホームディレクトリの注意点

ホームディレクトリを設定する際、/mnt/cなどCドライブ直下に設定しないようにご注意ください。

Cドライブ直下など、閲覧編集に特別な権限な場所にホームディレクトリを設定した場合、今後設定を変更する際にPermission Deniedという権限エラーが発生してしまいます。

Gitで使用するユーザー情報を設定する

続いてGitで使用するユーザーの情報を設定します。この設定はプロジェクトをGit操作する場合、サーバーからプロジェクトをダウンロード、アップロードする際に使用されます

この設定をしておかないとGit操作時に「お前誰?」というエラーが表示されます。

ユーザー情報の設定は数多くありますが、必須なものはユーザー名、Eメールの2つのみです。

ユーザー名を設定する

以下のコマンドを実行します。

$ git config --global user.name "Name"

NameはGitで使用している名前(GitHub/GitLabでのユーザー名)に差し替えてください。

名前は実際のアカウントと違っても特に問題はありませんが、分かりづらいので基本的に統一しておきましょう。

Eメールを設定する

以下のコマンドを実行します。

$ git config --global user.email "sample@gmail.com"

sample@gmail.comはGitで使用している(GitHub/GitLabのアカウントに使用したメールアドレス)に差し替えてください。

メールアドレスは「誰がGitを操作しているか」を識別するための情報なので、必ずGitHub/GitLabアカウントと同じメールアドレスを指定しましょう。

Gitで使用するエディタを設定する

最後にエディタの設定をします。

Gitでコミット(保存)する際など、エディタを立ち上げて情報を入力することが多々あります。その時に使用されるエディタはデフォルトで設定されているものなので、vimじゃない場合もあります

メモ帳とかターミナル以外のアプリが毎回起動しちゃう場合もあります。

別にそれでもなんとかなりますが、非常にストレスフルなので明示的にutf-8でvimを開くようにを設定しましょう!

以下のコマンドでエディタが設定できます。

$ git config --global core.editor 'vim -c "set fenc=utf-8"'

以上でコマンドラインの設定はすべて完了です!お疲れさまでした!

設定内容の確認方法

設定は完了しましたが、ちゃんと設定できたか気になりますよね?

最後に現状の設定の確認方法をご紹介します!

今回設定した内容は全て以下のコマンドで確認できます。

$ git config --list

結果こんな感じで今まで設定した項目が一覧で確認できます。

git config –list の出力結果
モザイク多くて見づらいですが今回設定した3項目が表示されています

設定ファイルの確認/編集方法

ちなみにですが、今回設定したファイルは全てホームディレクトリ直下の.gitconfigで管理されています。

なのでvimコマンドで直接編集することもできます。

ただし打ち間違いや設定ミスなどあると色々と不具合が生じるので、編集する場合は自己責任でお願いします。

# vimで直接編集できるよ
$ vim ~/.gitconfig

# lessコマンド使えば安全にファイルの確認だけできるよ
$ less ~/.gitconfig
vim ~/.gitconfig で開いた場合こんな画面が表示されます
設定ファイルを直接編集するのはリスクがあるため、自己責任でお願いしますね

まとめ

お疲れさまでした!

いかがでしたでしょうか?

やることが多くで大変だったと思いますが、ここまでこれたら脱Git初心者までもう少しです!

次回は今回設定したGitやコマンドラインを使って、実際にプロジェクトをクローン(ダウンロード)したり、プッシュ(アップロード)したりしてみましょう!

Git / GitHub / GitLabなどで何かご不明な点があればお気軽にご連絡ください。

Gitは慣れるまで大変ですが、なれたら超絶便利なので頑張りましょう!

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